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ユダヤ系アメリカにおける教育

教育

ユダヤ人はとても優秀というイメージが強いと思います。アメリカ人、ドイツ人、イギリス人のノーベル賞受賞者の多くがユダヤ人のようですし、米国の大学院生の27%はユダヤ教徒というデータもあるようです。アメリカ社会ではどのようになっているのでしょうか?!

アメリカで、ユダヤ人学校としてアメリカ全土に存在はしていますが、ほとんどの人は一般の公立学校に通っているそうです。ユダヤ学やヘブライ語の教育はシナゴーグで(日曜学校)として開かれている所で学んでいるそうです。1950年代までは入学選抜システムのヌメルス・クラウズスによって一流大学へのユダヤ人の入学者数は規制されていました。また1945年以前の一流大学ではユダヤ人の教授や講師は僅かしか認められていませんでした。1941年には反ユダヤ主義の影響で後にノーベル経済学賞も受賞した経済学者のミルトン・フリードマンがウィスコンシン大学マディソン校から助教授の職が剥奪されたことも実際にありました。しかし、1943年、ハリー・レヴィンがユダヤ人として始めてハーバード大学英語学部の教授に正式に就任しましたが、48年にはハーバード大学経済学部はポール・サミュエルソンを採用しませんでした。ハーバード大学は1954年にユダヤ人で最初の生化学者を採用しました。現在のハーバード大学では、同大学の学生の民族比率でユダヤ人は3番目に大きな民族グループとなっています。

現在では過去のような差別を受けることも無くアイビー・リーグを中心にユダヤ人たちは高いレベルの教育を享受しています。1986年、ハーバード大学学部生の名門クラブのリーダーの3人はユダヤ人学生で、ポール・サミュエルソンの甥のローレンス・サマーズは2001年から06年まで同大学の学長を務めました。1993年には経済学者のリック・レヴィンがイエール大学の学長に就任し現在に至ります。1994年から2004年までは女性心理学者のジュディス・ロディンがペンシルベニア大学で、その後はロックフェラー大学で学長を務めました。